
豆爺は、当初、おにぎり屋さんだった。
特別な釜で炊いた特別なお米で、注文後に、おにぎりを作ってお客に出すという新しいお店だった。
高かったし、やけに客を待たせたけれど、うまかったから、ちょくちょく買いに行っていた。
いつものように豆爺に行くと、おにぎりが作り置きになっていて愕然とした。
作り置きにする関係上、米粒同士を硬く握っていたため、以前のように、米粒と米粒との間に空気がたくさんあるあのふわふわ感は、まったくなくなっていた。がっかりして、その後、ミスターモールは、豆爺に通うのをやめてしまった。
その後、豆爺は、昼夜別々経営のお店になっていたように思う。昼は、おにぎり&カフェ、夜は、居酒屋だったかな?出来るだけお店を開店させて、売り上げを稼ごうとしたのだろうか?
今は、昼の部は、店をやめてしまったようだ。夜は、焼酎居酒屋かな。
恵比寿でお店を継続するのは、なかなか大変なようだ。業態をこれからも変えて進化を続けながらでも、豆爺には、頑張っていって欲しい。いつか、あのおにぎりが復活した日には、またお店に通いたいと思う。