記事はたとえば
こちら。
米国では、MSの代表ソフトであるWORD(ワード)の販売差止をめぐる特許訴訟が大盛り上がりなわけです。
本当に販売差止ということになると、店頭からWORDとか、WORDが入っているMSオフィスが消えるわけです。ということは、アメリカでパソコンを購入しても、MSオフィスをインストールできなくなるわけです。
これは大問題ですね。
しかし地方裁判所は、差止を認める判決を下したわけです。
この地方裁判所は、テキサス州東部地区の連邦地方裁判所というところでして(デヴィジョンは割愛)、伝統的に、特許権者に有利な判断がされる場所として有名です。したがって、多くの特許裁判がこの地区で提起されています。
侵害が認定されただけでは、損害賠償は認められますが、販売は差し止められません。
販売差し止めというのは、それだけ企業にとってインパクトが大きいわけです。なにしろ製造ラインをストップしなければならないわけですから。お金だけの問題ではなくなるわけです。
しかし特許権利有利なテキサス州の連邦地裁は、損害賠償のみならず差止も認めてしまいました。
MSはとりあえず差止のステイを認めるために、高裁に控訴。
高裁により、とりあえず差止の執行は、ステイ(持ち越し)となりましたが、果たしてどうなることやら。。。