http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090809AT1D0801B08082009.html
まず、ITCというのは、International Trade Committeeといって、国際貿易委員会というアメリカの機関です。
USITC、米国国際貿易委員会といわれることもありますね。
というわけなので、裁判所とは違います。
税関なわけです。
お上です。
訴訟とも違うわけです。
訴訟は裁判で争われるものですから。
ITCの場合は、訴訟ではなく、「調査」なわけ。
もっと言いますと、アメリカへの輸入品が、アメリカの知的財産権を侵害していないか、調査する機関が、ITCなわけです。
そして、ITCが、知的財産権の侵害があると判断した場合は、輸入がストップされるのです。
税関差し押さえです。
輸入がストップされたら、アメリカでビジネス出来ないから、これは大変なことです。
なのでこの事件は、三菱重工製の風車がアメリカに輸入できなくなる、という危険をはらんでいるわけです。
初期決定とは、一時的な決定で、このあと、ITCの委員6人による最終決定が待たれます。
しかし、こうなってしまったら、三菱重工は、GEに頭を下げる(=大金を払う)しかないのではないでしょうか?
本当に差し押さえになったら大変ですから。
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