2009年9月13日日曜日

MS WORD 特許侵害訴訟

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米国では、MSの代表ソフトであるWORD(ワード)の販売差止をめぐる特許訴訟が大盛り上がりなわけです。

本当に販売差止ということになると、店頭からWORDとか、WORDが入っているMSオフィスが消えるわけです。ということは、アメリカでパソコンを購入しても、MSオフィスをインストールできなくなるわけです。

これは大問題ですね。

しかし地方裁判所は、差止を認める判決を下したわけです。

この地方裁判所は、テキサス州東部地区の連邦地方裁判所というところでして(デヴィジョンは割愛)、伝統的に、特許権者に有利な判断がされる場所として有名です。したがって、多くの特許裁判がこの地区で提起されています。

侵害が認定されただけでは、損害賠償は認められますが、販売は差し止められません。

販売差し止めというのは、それだけ企業にとってインパクトが大きいわけです。なにしろ製造ラインをストップしなければならないわけですから。お金だけの問題ではなくなるわけです。

しかし特許権利有利なテキサス州の連邦地裁は、損害賠償のみならず差止も認めてしまいました。

MSはとりあえず差止のステイを認めるために、高裁に控訴。

高裁により、とりあえず差止の執行は、ステイ(持ち越し)となりましたが、果たしてどうなることやら。。。

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