

井中居(いちゅうきょ)とは、竹林を渡る風と小川のせせらぎのある異空間(「井」)の「中」で時を忘れ、ゆっくり過ごすところ(居)という意味だそうです。
その言葉通り、竹藪の奥に佇む古民家を改装した空間は、日常を忘れるに十分な空間を提供してくれました。
出される懐石料理の数々は、目に美しく、舌を喜ばせてくれました。山女魚(ヤマメ)のうまいことうまいこと。尻尾以外をすべてたいらげてしまいました。
大満足で店をあとにしようと門に向うその途中に、「ご自由にお立ち寄りください」との張り紙がされた別の家があるので、言葉通り立ち寄ったところ、珈琲が振る舞われるサプライズも気持ちを豊かにしてくれました。
窓から見える竹林が、また見事でした。郊外にも、魅力的なお店がいくつもあるようです。